Macと音楽と木工と . . .

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カテゴリ:ギター( 20 )


2011年 06月 09日

とりあえず出来そうなことから、ギターの木取り。

仕事が出来ずに焦っている時にこんなメールが届くと、ほっとします。
> 気持ちが萎えている時は、あれも、これも やろうとするのは止めた方が良いです。
>一日、なにか一個出来れば良いと考えましょうや。
> Blogの更新が少ないので、心配しておりました。

本当はこれで安心せずに、頑張れればいいんですけど. . .


出来そうなことから始めました。
Y様のハカランダ材を修正、かなりヨレヨレですが、
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こうしてアイロンをかけて、
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ほぼ平になりました。
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内部に残っている水分を利用して修正しますが、スチーム機能で水分を与えるとだめです。
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導管を伝わって、かなり離れたところに水分が移動していることが分かります。


共木のもう一組のハカランダ材、このように木取りしていましたが、
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時間が経って考えが変わりました。
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このほうが木目の流れはよくなりました。
仕事せず放っておいて良い場合もあるのか(仕事が遅いことに対する自己弁護)


このままの厚みではトップ材として薄いので、似た木のローズウッドで裏打ちします。
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見えなくなるのですが、やはり出来るだけ木目をあわせて。
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ここまで出来ると一安心(すぐに安心する悪い癖)


Slide ONE様のオバンコール材。
このまま矧ぎ合わせていいように、厚みも揃えてありましたが、どんなことしても木目が合わない。
1.
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2.
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3.
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4.
省略

トップ材を別材にしようとも考えたのですが、オバンコールトップでオイル仕上げがご希望。
私としては、この状態の木目では加工する気になれないので、薄く削って木目を揃えてから半分に挽き割り、中間に別材を挟みサンドイッチ状にする提案をしました。

幅方向と長さ方向を、3次元的に削って木目を揃えます。
39mm厚を32mmにして何とか木目が合ってきました。
本当はあと3mmほど削ると良いのですが。
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近所に製材所がありますが、製材工場において一番権限を持っているのは製材の親方で、経営者も下手に口出しできません。
節があっても製材の仕方によっては、上手く逃げて被害を少なくすることも可能です。
つまり製材によって、材木の価値が上がったり下がったりするわけです。
木目も製材の仕方でかなり変化します。
余談でした。

このあと半分に挽き割り、間にメープルの杢をいれます。
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もったいない気もしますが、板目の木目がキツすぎます。

イメージ的にはこんな感じ。
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ブックオフで以前から気になっていた250円のCD。
Stacie Orrico (2003年) デビュー作です。
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右は手持ちのCD、左が今回購入の250円CD。
半年前から250円!!
何度行ってみても売れていない。
わざわざ目立つように、前に出したりして販売促進に協力しても売れ残り. . .
もう可哀想なので、思い切って買ってしまいました。
欲しい方いたらプレゼント!

Stacieはなぜか日本で先に人気が出て、17歳で来日コンサートをしています。
まだ25歳ですが、いまどうしているのだろうか。
実家はお金持でクリスチャンの純潔主義者という、お付き合いが大変そうです(まったく縁はありませんが)

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日本公演時のDVDから。
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Drums Carl Lamar Carter
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圧倒的なドラミング!! おっそろしく上手い!!
でも日本語検索では引っかかりません。
姓は「Cartar」でも、風貌からして「The Cartar Family 」の末裔ではなさそう、英文検索はしません。
でも、いま何しているのか非常に気になるDrumerです。

別なブックオフでTrisya YearwoodのCD 一枚250円で5枚揃っています。
彼女のCDは一枚も持ってないので、この次残っていたら買うことにします。
ホントはCDをさておいて、買わなくてはならないものがあるのですが、日常生活はどうでもよくなってしまっているので. . .
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by ditzyzesty | 2011-06-09 22:26 | ギター
2011年 05月 15日

MosriteアベンジャーよりMolaresのがコピー度は高い?!

先日オークションで落札した、国産Mosrite Avengerモデルが到着。

左がアベンジャー、右はモラレス。
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その裏側。
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まず大きさがかなり違います、幅で10mm、長さ7mm、厚さは6mm、モラレスより小さい。
当然軽いです、ベンチャーズモデルにより近い(重量に関しては)
でもこれも同じくラワン合板製(やっぱりな、そうとは思っていても、ちょっとがっかり)


高校3年の時、修学旅行が京都でした。
楽器屋さんの店名は忘れてしまいましたが、ガラスケースの中にベンチャーズモデルが鎮座!!
手に取れるところにアベンジャー、友人(モラレスの所有者)と私はモデルの区別も出来なかったので、それで大満足!!
モラレスと比較してびっくりするくらい軽かった。
それとネックの薄いこと!!。
あれから40年たったのに、まだ本物を手に入れることが出来ず、まがい物を元にして本物に迫ろうとする。
無謀ですね。
どうせ自分用だからまあいいか、とはしたくないので、こうなったら縁が切れているコレクターの所へでも行こうかとも。


1昨年、有名なハンス.ウェグナーのYチェアー風なイスを、頼まれそうになりました。
図面はあるのですが、実物があったほうが作りやすい、でも本物を購入するには結構な出費。
それなら数年前から出ている、そのYチェアーのジェネリック版とでも言うべきコピー(2万円弱)を買おうとしたところで、その件が流れてしまい、購入にはいたりませんでした。


今回のMosriteもそれと似たパターン。
つまり粗悪なコピーモデルで、本物を凌駕しようというわけ。
まあ普通無理ですが、こういうのが割と好きなのです。

話は戻りますが、コンター加工はモラレスのほうがモズライトらしい感が強い。
モラレス
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アベンジャー
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比較(画像分かりにくくてすみません)
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ネックはカバ材で2ピースでした。
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普通言われるところの雑カバ材で、メープル風ではありますがどうも安っぽい。
当時、メープル材は入手しにくかったのかも知れません。
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指板材は良い材。
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ほとんど同時期のギターですが、モラレスが30000円に対してアベンジャーは48500円でした。
古い記憶ですがモラレスは割と低出力に対して、京都で試奏したアベンジャーはかなりベンチャーズモデルに肉薄していたと思います。

ネットで検索してもベンチャーズモデルの自作はなさそう(まだ良く調べてはいません)
モズライトとは不思議なギターです。
レスポールやストラト、その他ほとんどの有名ギターに対して、完璧なコピーモデルが多数存在する。
ロゴマークまでそっくり、なのにモズライトはモラレス以降コピーモデルは存在しない。
その商標を巡って今も裁判が進行中、ヘッドにof Californiaの文字があっても、カリフォルニアで作られてはいない。
最近ではof Californiaはof Kyotoになっているらしい。
そう言えば3月末に汐崎さんが、京都のとある町営漆工房で見てきたという漆塗装中のMosriteは、セミー.モズレーの娘の会社のものかもしれませんね。

パーツは販売されているので、作ろうと思えば出来ないわけないのですが、マニアは本物以外モズライトとは認めてくれないので作らないのでしょうか。
でも本物が裁判でもまだはっきりしてないわけだし. . .
本当の本物は、セミー.モズレーが手がけたオールド以外にありえない、ということになるのでしょうか。

モズライトをカーリーメープルトップで作ろうと思ったのですが、モズライトはどうも木目が見えないほうがいい感じがします。
Ventursや寺内タケシ氏で、モズライトのイメージが固定してしまったからかも知れません。



まがい物ついで。
まがい物にしたらONKYOさんに失礼ですが、このデザインはBOSEの真似と言われても仕方ない。
CBX-Z1
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iPodのドック付き。
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外装材の合成樹脂が悪いので、紫外線の影響ですぐ黄変します。
前のモデルで経験済みのはずなのに改良しない。
音響に影響ないから?

音はBOSEと違っていて、全くと言っていいくらい低音は出ません、オンキョーのうたい文句通りになっていない。
BOSEと似ているから小坊主ぐらいかなと思うと、かなりがっかりします。
実売価格は半額程度でも. . .

それでも良いところもあり、ラジオの男性アナウンサーの声が、BOSEでは非常に聞き取りにくいのですが、たいへんクリアなこと。
つまりBOSEは低音が出過ぎているのです。
しかも僅かに遅れるので男性ボーカルなどは朗々としすぎて、ソースによっては不愉快になることさえあります。
低域を回路で変化できれば良いのですが、そういう作りになっていないので、私は音道にスポンジを詰め込んで調整していました。

それでも好みに合わないのでオークションで手放して、前から気になっていたオンキョーを落札。
この音ならBOSEを残しておけば良かった。
でもこのオンキョーはジャンク扱いで3500円、差額のほうがはるかに多い。
だから文句は言えません。
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by ditzyzesty | 2011-05-15 23:05 | ギター
2011年 05月 07日

昨日、今日と。

昨日はストーブの薪やその他のことでお世話になっている、宇都宮市の阿部さんが筍を届けてくれた。
阿部さんのお宅の筍は特別においしくて、毎年楽しみにしています。
しかも湯がいてあるので助かります。
阿部さんによると、孟宗竹は黒い皮より色の薄い皮の筍のほうが柔らかいとのこと。
それと土のせいか、チロシンというアミノ酸が多いため味が良いのでしょう。
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Slide ONE様SG改モデルの加工が、今日仕上がりました。

昨日ドッグイヤー部を加工して、
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外形のコンター加工、これが一番好きな作業。
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ボディ裏側。
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ジャック穴のザグリです、これは刃物を入れずらいので、きれいに出来ないのですが、もう少し何とかならないものか。
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普段、目にふれないとはいえ、これでは我ながらどうも. . .

こういう時に歯科医の使うエアタービンに、少し大きめの切削工具を付けて、何とか正円形で底をフラットに出来ないかなあ、と考えます。
今後の課題ですね。
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バックパネルの加工、支給された木材ですが、名前が分かりません。
不思議な色ですね。
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堅さと雰囲気は南米材か、アフリカ材?(ピントが全く合ってません)

これをボディに合わせて切り抜きます。
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子供の頃にやった原始的な型取り法。

板に接着する糊の水分で、紙が大きめになってしまいます。
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パネルにサンダーをかける時は、真っ平らに仕上げず、周囲を多めに削って中央を少し高くします。
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このほうが見た目がいい!!平な薄い板に力が出ます(でも自分がそう思っているだけかも)
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少し水拭きして、濡れ色で撮影。
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Slide ONE様 「凛とした中にも色気があるようなボディ」になりましたでしょうか?
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このあとセットネックで仕上げ、12日に塗装のためKalamazooへ旅立つらしい。
GibsonがNashvilleへ移動したとき、いろんな事情でKalamazooに残った方達のところへ、届けられるのでしょうか。

Kalamazooという不思議な言葉の響きに、引きつけられるものがあります。
もともとはネイティブの言葉。
いつか行ってみたい思いがします。

もう仕上がっているので、今日発送すれば明日午前には届くのですが、わがままを言って一晩手元に置きます。
何だかよく分からないけど、手放しがたい(「凛とした中にも色気があるようなボディ」のせいか?)

家具を作っていた時もそうでしたが、なるべくいつまでも手元に置いておきたかった。
納品しないと代金をいただけないので、仕方なしに納めたことも多い。
そう考えると、この仕事は向いてないのか?
でも、いまさらだし. . .

きょうは午後から、これもお待たせしている宮崎のY様シンラインモデル、加工前の準備を。
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気持ちを切り替えて、ご要望を良く頭に入れないと。


こちらも気になっている、宮崎のT様、ソリッドボディをセミフォローに。
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先日、マホガニーとメープル材を分割して、狂いをとっていましたが、かなり平になってきました。

バンドソーで挽き割った分と、狂いとりの分を補うため、間に濃色材のウォールナットを入れることになり、
少しでも狂いを少なくするため、柾目材で木取りです。
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メープル材のほうも内側を刳り貫けば、狂いも少なく、しかもご要望通り軽くなる、と考えていますが。
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by ditzyzesty | 2011-05-07 17:58 | ギター
2011年 05月 05日

Mosriteはやはりデカい!

MosriteコピーモデルのMoralesを引っぱり出したついでに、大きさ比べ。

宮崎に送る前にマホガニーのシンラインKit。
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シルバーハート材(最近はアニグレ材として人気)のフェルナンデス製らしいストラトモデル。
不思議なことに、上部のカッタウェイがピッタリ一致!!
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加工中のSG改モデル、オリジナルより小型です。
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比較しようもないのですが、Hyper ZO-3。
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面積比2倍?

昨日のブログにおいてBass Wood 材は嫌いと書きましたが、Mosriteが軽量材で出来ているのはこの大きさに関係あるのかもしれません。
それとコンター加工が多いため刃物の負荷を少なくするのに、軽くて柔らかいBass Wood材としたのでしょう。

昨日落札したMosriteアベンジャーを型取りして、マホガニーバック、メープルトップで作る予定ですが、この大きさでは必然的にセミフォローボディにしようと思います。
ソリッドボディでは年齢的なこともあり、ギターの重さで腰が曲がってしまうのではと. . .


拭漆2回目、やはり漆を希釈してます。
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木工をやってて良かったと思うのはこういう時です。

美しいですねぇ!!惚れ惚れします、うっとりです。
この場合の自画自賛はいいんです、タモ杢と漆を誉めているから。
材木と塗料さえ良ければ、誰がやっても同じ。

これも2回目です、ウォールナット材。
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杢がはっきり見えてくるには、もう少し漆を重ねてからになります。


先日から気になっていたこと。

4月27日のブログの画像、Aaron Tippinのギター。
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Aaron Tippinのギターとアメリカ国旗について、ブログに書きましたが似たようなCDジャケットをどこかで見た記憶が. . .

ありました、これ!!ベスト盤 (1994年)
Garth Brooks 日本でもCD発売されて、ずいぶん売れたカントリーの歌手。
アメリカの良いところを体現したような歌い手、スタジオ録音とライブでのバンドメンバーが一緒なのも好きな理由。
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強烈です!!!(画像が大き過ぎてます)
誰でしょうか、デザインは。

たぶんGarth Brooksのベスト盤のほうが早い発売なので、デザインはAaron TippinのCDのほうが受けたことになるのか?
色使いも黄色を抜いただけだし. . .
関係ないとは言わせませんっ(追求しても仕方ないですが、こういうのって非常に面白い!!)

3曲目、Callin' Baton Rouge 
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これはNew Grass Revivalの曲ですが、何とNew Grass Revival+Dobro Jerry Douglas全面参加。
ここでは元曲よりバンジョーの音数を減らしています。
実はカントリーにおいてバンジョーはあまり使用されません。
5弦バンジョーはブルーグラス、オープンバック.バンジョーはオールドタイムミュージックと、厳密ではありませんが使い分けされているようです(ディキシィランドジャズでは4弦バンジョー、アイルランドではアイリッシュバンジョー、日本では親戚の三味線?、沖縄では蛇皮線?)

それでNew Grass Revivalのベスト盤 (1994年)
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画像左から、Sam、Pat 、John、 Bela 。

ベスト盤は1994年ですが、70年代に活躍してたバンド。
DrumsなしでMandolinとBanjoでロックのビートを刻み、全くブルーグラスの概念を変えてしまった。
その後若い人たちに影響を与え続け、いまでもCD売れています。
途中少しメンバーが変わりましたが、Pat FlynnのGuiter、FiddleとMandolinにSam Bush、Banjoは Bela Fleck、BassにJohn Cowanとよくもまあ揃ったなあ、でした。
全員現在もそれぞれ大活躍、皆さん大家になりました、でもPat Flynn、今聞き直すとこんなに上手かったんだ!!

15曲目にCallin' Baton Rouge があります。
Baton Rougeはルイジアナ州の州都で、かつてはフランス人が移り住んだ土地。
フランスの文化が色濃く、美しい都市ですね(行ったことないくせして、さも見てきたような)

それで聞き比べましたがテンポ、キィとも全く同じ、Garth Brooksが2:37秒、New Grass Revival 2:39秒!!
Garth BrooksのほうはDrumsが入るのと、Sam BushのFiddleの音が大きい、Garth Brooksの声に色気がある、Jerry DouglasのDobroが何とも言えない雰囲気を出している。

New Grass RevivalはBanjoの音が大きくリズムがいい、John Cowanの声も高音がきれいと、どちらの録音もすばらしい。

Baton Rougeを歌った曲はまだまだありますが、整理が下手なので、あるのは分かっていても出てこない。
PC内もファイリングが下手で、もう何が何だか. . .
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by ditzyzesty | 2011-05-05 23:22 | ギター
2011年 05月 04日

Mosriteが欲しいけど買えそうにないので、作ることにしよう。

Slide ONE様のSG改モデル、当たり前ですがトップ材とバック材、うまく貼ることができました。
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クランプで1日ストレスをかけたので、今日はストレスを抜くためにボディ材は休日となります。

宮崎のT様の加工をするつもりでいましたが、2枚に分けた材料が平になるのにあと少し。
せっかくなのでこのまま放置です。
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凹んだ面を床に直置きして、上面は天井からのシーリングファンの風があたるようにしています。
こうしておくと自然に平に戻ります。


それで今日は欲しいジャンク品があるので、仕入れておいたジャンクCDプレーヤーの修理をしました。
つまりジャンクでジャンクを購入するわけですが、どこまでもジャンクが好きなのです。
もうほとんどジャンクな人生、薬物中毒ではないがジャンク中毒、まさしくジャンキーでしょうか?

2時間で2台直して、あとは工房の掃除と雑用をすませました。
KENWOOD DPF-5002 人気商品です。
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後期モデルのDPF-7002を買ったので、手放すことにしました。
CDによっては5002のほうが良い場合もあります。

Victor XL-Z501 1987年製なので相当古い。
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でもボリュームを上げても高域がうるさくないので、これで良いCDもありますが、そうなると歌手ごと、ギターごと等々でCDプレーヤーを変えなくてはならなくなるので、きりがないのでこれも放出します。
修理はどちらも、ピックアップレーザー光の出力アップでした。


今落札しようとしているのが、Mosrite アベンジャーのボディとネック。

40年ぐらい前のカタログです。
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ブルーコメッツが使用していたリバプールモデルもあります。
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それでアベンジャー。
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もちろん国産の安物です。

でもモラレスよりはいいに違いない。
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ラワン合板製。
高校3年の時に友人がシャープ5モデルを買ったので、お下がりになったモラレスでしたが、分解して何年になるやら。

ついでに当時のカタログです。
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店名は「るんびにい」ですが、立派な名前をつけると. . .
人のことは言えません、私も完全に名前負け. . .
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少しあとのカタログ。
エドワーズの面々、のちの大石吾郎氏が中央に。
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まあ良くも真似したものですが、ヘッドに切れ込みがないので本家のように鋸で山形の切れ込みを入れたっけ。
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ついでなので、古いカタログのほんの一部を。

映画Crosroadのような雰囲気のイラスト。
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ロバート.ジョンソンのイメージか?
スティーブ.ヴァイとのギターバトルがばかばかしくて面白かった。

ジョー山中氏とオレンジアンプ。
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H.Sアンダーソン。
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人気のヒューストン。
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持っていましたが、子育てのため売り払ってしまいました。
親の心子知らず、そのまんま。

こんなのも作ってたんですね。
HS−3abc。
abcって?
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プリンスが収集しているというマッド.キャッツ。

バスクベース!!いいネーミングです。
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それでMosriteですが、モラレスの現物があるからそれのコピーでも良さそうですが、どうも微妙に違うらしい。
特にネックは全く別もので、太くて厚い、一時期Mosriteを持っていた時もあるので、感覚的な違いは分かります。
これも手放してしまいましたが、国産のたぶん黒雲製作所製。
作りは良かったのですが、バスウッド材なので好きではありませんでした。
バスウッド材はアルダーのような音といわれますが、音が良くてもシナ材ではね、です。

今作りたいのはこんな感じ。
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途中ですが、おめでとうございます!!
10時8分に落札なりました、アベンジャーのジャンクボディ3200円。
あとはネックを落札します、現在3500円、ロッド効かずなのに。


話を戻しますが、カーリーメープルトップ、マホガニーバックで作ろうと考えています。
まあこれもいつになるやらですが、計画している時が一番楽しいようです。


今ネックを落札、3500円でした。
実況中継のような. . .

これでMosriteを作れます。
めでたしめでたし。


追記:ブログを見てくださっているかたが、ギター関係者だけではないことに気づき、モズライトの解説をWikipedia様にお願いしました。

「1950年代前半に元リッケンバッカーの社員であったセミー・モズレーによって創設され、幾度の倒産を経ながらも1990年代まで活動。

同社製のギター(モズライト・ギター)は特有のデザイン、音質から多くのアーティストに愛用され、ベンチャーズや加山雄三の影響で特に日本で人気を博しグループ・サウンズ期にも活躍した。1970年代の後半から、パンクバンド、ラモーンズのギタリスト、ジョニー・ラモーンが愛用していた事もあり、今も多くの若者に支持されている。後に1980年代末にノースキャロライナ州ジョナスリッジに(この工場は火災による被害を受けている)、そして晩年はアラバマ州ブーンヴィルに移転し、モズレーが設立したユニファイド社が生産を行っていたが、1992年にモズレーが死去すると妻のロレッタ・モズレーが経営を引き継いだものの、1994年に倒産した。ちなみに、元ユニファイド社のスタッフやフィルモア側の証言によると、ロレッタ夫人は倒産後の債務処理等の一切合財を放棄して、ブーンヴィルの工場を勝手に引き払ってネバダ州に転居してしまったという。

1960年代からモズライト代理店として営業して来た日本のフィルモア楽器がモズレーの死後、浮いた商標を再取得し、東海楽器製造及びアメリカ国内のギターメーカーに製造を委託してモズライトとして販売している。現在はセミー・モズレーから直接ギター製作の手ほどきを受けた愛娘のディナ・モズレー(セミーの二人目の妻との間の子供)をアドバイザーに迎えている。

ベンチャーズ全盛期にはセミー・モズレーとも親交のあった日本のファーストマン社が、モズライトの許可を得て、日本製モズライトギターを生産していたが、1969年に米モズライト社の倒産の煽りを受けて倒産。その際、ファーストマン社の下請け会社であった黒雲製作所がモズライトの商標を所持していた事から、商標使用の権利を巡ってフィルモア楽器が訴訟を起こしたが、東京地方裁判所(平成19(ワ)5022)において双方共に正式な商標権を持たないことが確認された。

その後もロレッタ未亡人がモズライトの主権を主張し、突然京都府に工房を設け、かつてモズライトの工場に勤務しているクラフツマンを迎えてモズライトギターの受注生産を開始した。これにより現状ではフィルモア製モズライトと黒雲製作所製、そしてロレッタが設けた工房製の三種類があることになり、さらに2009年6月15日、ロレッタ・モズレー側が(株)フィルモア及びアメリカでのモズライトのディストリビューターである"Ed Roman Guitars"社を相手取り、「モズライト」の所有権を改めて明確にする事を求め、アメリカ合衆国連邦裁判所に対し提訴、受理されている。未亡人であるロレッタと対立しているフィルモア側にセミー・モズレーの娘であるディナ・モズレーが参加している」


まだ解決してなかったんだ?!
たいへんですね。

先日の朝日新聞のコンサート情報で、Char氏が黒いMosriteを抱えた写真が使われていたし、昨秋でしたかやはり新聞紙上で、長渕剛氏がサンバーストのMosriteを持った画像を見ました。
意外な方が所有しているんだなあ、と関心します。
 
最後に画像を。
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by ditzyzesty | 2011-05-04 22:26 | ギター
2011年 05月 03日

毎日希少材。

朝からSlide ONE様のホワイトリンバ材の加工でした。
仕上げ寸法よりも2mm厚く木取りしてから、ボーリングをしましたが全く反りが来ない。
昨日も書きましたが、木の色は違ってもチーク材と性質が良く似ています。
狂わないのは油分を含んでいるせいでしょうか。

そういえば鉋台も油を染み込ませて、油台にすると狂いが少なくなると言います。
最初から油台に仕込んである鉋もあります。
油分が空気を遮断することで、狂いにくい鉋台になるとしたら、油分を含んだチークや今回のホワイトリンバが
狂わないのも分かるのですが. . .

子供の頃、木口を凹ませた欅の大黒柱に、沸騰させたエゴマ油を祖父が注ぎ込んでいる光景を見た記憶があります。
エゴマ油は唐辛子を入れて煮立てていましたが、今から考えるとエゴマ油に色を付けるためと、油を早く乾燥させるためだったようです。
いまでも煮亜麻仁油として販売されていますが、同じ理由でしょうね。


ボーリングしたホワイトリンバの内部を、きれいに研磨しました。
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接着剤はオーシカのPIボンド。
2液性で主剤に15%ほどの架橋剤を混入しますが、目見当です。
本当は厳密に15%で使用しますが、面倒なので割といい加減(でも一応オーシカに電話で「どの程度正確に計る必要があるか」と訪ねたところ「大きい声では言えないが、そんなにでも」との言質を取っています)
確かに小さな声ではありました。
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卵の黄身状が架橋剤です。

これに自称オージー.ブビンガを貼り付けます。
裏側が水分を含んだ接着剤が付くため、表側を水で濡らします。
木材は裏表をいつも同じ条件で加工するのが、ベストと考えているためです。
特に薄くて硬い板の場合こそ、気を使わなくては。
圧力を掛けて、無理に締め付けは良くないようです。
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それで労りながらやさしく締め付けています。
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C県のYさんのマホガニーバックで、何とこれも希少で貴重材のハカランダトップ!!のテレキャスターシンラインモデルの加工を始めました。
取りあえずマホガニーバックの画像。
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30年前に有名突き板メーカーの某ホクサン様から譲っていただいた大きなフリッチ材を、今冬製材しました。
寒さのせいでなかなか乾燥が進みませんでしたが、ようやく加工出来るようになりました。
今日水分率を測定したところ、
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木製の作業台の上で測定すると、高周波測定のため数値が正確に出ないため少し浮かします。
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これまた高周波のため、指を近づけると、
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人間の水分も拾ってしまいます。

アコースティックギター用バック材のハカランダ。
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サイド材。
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テレキャスターのトップ材としては薄いので、これを矧いでしかも重ねて使用します。


この板が表面になります。
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これをうまく組み合わせて裏側に。
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立てかけて仕事の合間に横目で見ながら、この組み合わせででいいのか、しばらく考えることにします。
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トップが合板状になるため必然的にバインディングを回すことになりますが、カーリーメープルではどうでしょうか。
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by ditzyzesty | 2011-05-03 23:14 | ギター
2011年 05月 02日

ギター加工さまざま。

16日に拭漆した大阪S様のウォールナットボディのストラトモデルが、案の定乾きません。
前回拭き取り後。
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ウォールナットの色を生かすためかなり希釈しましたが、温度湿度ともに足りないため乾ききれない。
このままにしておいてももう乾かないので、強制終了ならずに強制乾燥と相成りました。

ここで秘密兵器!!(画像が直立不能です)
酢酸アンモニウム(良く分からないけど、わざわざ1級とうたうからには、特級も2級もあるのか?)
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前回も書きましたが、クルミ、ウォールナット、ナラ、クリなどの木質にタンニン成分を多く含む材は、漆が乾きにくいのです。

事実、4日前に拭漆したタモのシンラインモデルは、同じ希釈の漆でも昨日にはカラカラに乾いています。
塗装直後。
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本日。
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少し黒ずんでいますが、希釈しないともっと黒茶色になってしまいます。

それで酢酸アンモニウムですが、本来は何に使用する薬品かは分かりませんが、これを使用すると漆が良く乾燥します。(あまり知られていないはず)
漆が乾燥しづらい冬期に漆に1〜3%直接混入して用います。
効果は凄くて、あっという間に真っ黒に。
どんなに乾かない漆でも強制乾燥です。
でもこれを混ぜると色が黒ずむので好きではありませんが、若い時仕事が間に合わず良く使いました。
お客様のお宅で「漆なので、後日明るいきれいな色になりますから」とごまかしたっけ. . .

でもせっかくのウォールナットの色を黒くするのが嫌なので、こういう時には酢酸アンモニウムを水で溶かして20%の溶液を作り、まんべんなくその溶液で拭きます。
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こうすると無理なく半日ぐらいで完全に乾いてくれます。
もちろん色もそのままで。


宮崎のT様、ヤフオク出品の最初の頃のお客さまです。
YAMAHAのSJモデルのボディ形にしたのですが、「重いので何とかなりませんか?」
どうにでもなります、そんなことは製造責任の範囲で、想定外などと逃げたりしません!!
トップはメープル1ピース。
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バックはホンジュラスマホガニーセンター2ピース。
自分で言いますが、矧ぎがうまい!!
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メープルの力が強く反りが出て、マホガニーが引っ張られているため、丸鋸で切れ目を入れておきました。
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残念ながら1日たっても全然変わらず。
バンドソーで挽く前に裏側を仮に平面状にする。
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それでゆっくり挽き割りますが、
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0.5mmほど食われてしまいました、こいうのが一番くやしい。
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このあと、薄くなった分としてウォールナットを間に入れ、セミフォローボディにします。


Slide ONE様の変形SGモデル。
まず型を作り(図面はお客様のご提供)、メールで確認(便利な世の中です、でももはやネットなしには生存不能となってしまいました)
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ご了解を得てから、希少材のホワイトリンバをバンドソーで切り出しますが、希少材で貴重材、代替不能とあっては失敗してもお金で購うわけにはいかないので、緊張のあまり手が震えます、ぶるぶる、ぶるぶる。
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カッタウェィの切れ込みはバンドソーで切断しやすくするためでしたが、結局スクロールソーで易々と切断出来ました。
その後フォローボデイのための空洞を2カ所フォスナービットでボーリング。
それとバックキャビティをやはりスクロールソーで。
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反りがでるのを見越して2mm厚めになっていますが、全く狂いそうにありません。
不思議な木です、かなり油分が強くチークと似ていますが、刃物はいためません。
香りも全くチーク材のようです。
スクロールソーで40mmはかなりきついのですが、難なく出来てしまいました。

フォスナービットのあとは、ルーターできれいにしようと考えていましたが、鑿による手加工にしました。
ルーター加工は「苦手な木工作業5つ」のうちの一番目です。
材が柔らかいので楽々です、鑿は日本製のバイオリン鑿。
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こいう作業が特に好きです。
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今度はトップの木取りについてメールで確認。
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どちらにしようかな?

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やはり考えは同じで最初のほう。
木取りで迷うのも大好きで、納期さえなければ1ヶ月でも迷っています。
なので当然家具作りには向いていなかったような. . .
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カッタウェィの形に木目が沿っています。

この木はブビンガと思っていましたが、オーストラリア産なのでブビンガではないそうです。
でも香りはブビンガそっくり。
自分だけオージー.ブビンガと呼ぶことにします。


明日はC県のY様のマホガニー材を少しだけ削ります。
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by ditzyzesty | 2011-05-02 22:27 | ギター
2011年 04月 29日

シンライン拭漆、ホワイトリンバって?

昨日はバインディングの終わったテレキャスターシンラインモデルの拭漆を。

タモ杢2ピース。
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fホール、Fenderのハムバッカーが2個にシングルコイル、ノーマルタイプのコントローラーパネルにストラトタイプのトレモロ付きで、バインディングといったかなり変則的な仕様です。

バックはタモの一枚板。
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拭漆は木目が目立たないように、というのがお客さまのご希望ですが、拭漆で木目を目立たなくするのはメープル等の導管のない木なら簡単ですが、タモやナラ等木目のはっきり見える木は非常に難しい。
(漆の性質からすると二律背反になるのか?)
さあどうしよう?!
取りあえず薄〜〜く漆を塗って乾く間に考えよう。

でも、実はもう秘策は考えてあります。
長い間保存しておいた漆が役に立ちそうです。
どんな物も捨てられない性格が、今回幸いするに違いない。
(捨てられないどころか、後から後からもらってきてゴミ屋敷状態)


しばらく前にSlide ONE様から、ホワイトリンバという木材が届きました。
これはギブソンのフライングV、エクスプローラーに使われた有名なコリーナウッドの正式な名称。
一応、希少材とは分かっていたのですが木目を見ると、往年のホワイトラワンや日本のネムノキみたいな感じで全然高級感がない。
桑原さんもそう思うでしょう?(無理にコメント求めています)

どうしてこんな材が希少材?!
(ブラックリンバが一般的で、ホワイトリンバはより少ないらしい)
失礼ながらSlide ONE様、本当にそう感じました。
でも無知は恐ろしいことが、徐々に分かることに。

センター2ピースで木取り済み、幅345mmX長さ480mmX厚み45mm。
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板目が上下に散っていますが、追い柾の木を辺材どうしで接いでいるから。
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せっかく接いでありますが、こういう接ぎ方は家具を作る感覚からすれば、違和感が大きい。
メールで相談したところ『そうですね、直してください』

直しました。
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木目が細かいので分かりづらいのですが、これで板目が中央に揃って座りがいい!!
木口面から。
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木目のズレはありますが、あたかも1ピースのよう。
こういう接ぎにすると、木材は普通の一枚板のような性質になってくれます。
反りも中央にきます。

今日裏表とも鉋をかけ、少し休ませておきます。


ホワイトリンバがどんなに希少かというと、GibsonにおいてフライングVは98本、エクスプローラーは22本のみしか制作されなかったそうです。

本箱から探しました。
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捨てる事の出来ない性格が、こんな時役に立つようです(自画自賛!!)
この76年の楽器の本の中に。
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次は別な本から。
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文字が小さいですが、「コリナ.ウッドのナチュラル仕上げで、トップはバーベキュー仕上げとなっていて. . .」とあります。
ホントに焦がしたのか、経年変化でこうなったのかは分かりませんが、風格が漂っています。

次はCheap TrickのRick Nielsen。
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2本所有ではなく、写真の角度のせいです。
いつでも目ん玉剥いてます!

次は懐かしのRick Derringer。
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中央に縄目のような杢が。

美少年ギタリストで有名でした。
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徐々に。
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現在のお姿、64歳(人のことは言えませんが)
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Bassを持っていますが、汐崎さんこのBassは何?(Bassのことなら汐崎さん。棲み分けしてますので)

別な本から。
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ボディ右下にうっすらと杢が出ています。
飴色が美しい!!
でもこれは経年変化で奇麗になったんであって、加工前の木材として見たら. . .

希少材だけあって検索でも、ホワイトリンバの情報はあやふやな感じです。
でもギター材としての音は、「高音域はマホガニーを凌ぐ」とありました。
やはり相当良い木なんでしょう。

仕方ないので植物学的に調べました。
バラ亜綱、フトモモ目、シクンシ科となります。
シクンシ科はシクンシ属、モモマタナ属、ヒルギモドキ属、その他14〜20属に分かれますが、ホワイトリンバがどれに属するのかはどうも良く分かりません。
(英文での検索結果を調べれば分かると思いますが、英語は苦手なので)

気になるのが、このシクンシという文字。
最初シクンシは「四君子」かと思いました(君子が4人もいたら、普通の人はさぞかしたいへんに違いない)
でもシクンシは「使君子」で、その意味は「四方の国にさしつかわされた天子の使者」。
シクンシの植物名はそれから来ていて、「天子からつかわされた使者のような薬」」で、「天子が民の無病息災を願って賜った貴重な薬」ということらしい。
何に使うかというと、回虫やギョウ虫の駆除薬(天子から賜る薬が駆除薬とは何とも、もう少し上等な使い道はなかったんだろうか?)

それでいろいろ調べましたが、どうもモモマタナ属モモマタナがホワイトリンバに近いようです。
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材は硬く建築用材、家具用材とあります。
沖縄、小笠原諸島にも生えていると。
でも沖縄も小笠原諸島も行った事ないし、友人もいないし. . .


肝心のホワイトリンバに戻します。
ホワイトリンバは「アフリカ原産で樹高45Mにもなる木」とありますが、45Mにもなるなら1本の木でかなりの材積になるはず。
という事はホワイトリンバそのものの個体数が、相当少ないのか。
Slide ONE様、いったいどうやって入手なさったのでしょうか。

そのホワイトリンバですが異様に重い!!
これは何だと思い、比重を計算しました。
幅345mmX長さ480mmX厚み45mm、4.260gなので比重0.61。
0.61ならそんなでもないですね。
何だろう、この重量感. . .
どうして重く感じるかはたぶん、見た目ホワイトラワンなので軽いのだろうと思って持つと、意外だからでしょうか。

ついでなので水分率を。
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これは何とも楽器材として理想の含水率!!
良く乾燥しています。

念のため水分率を測定するための、校正の表を見ました。
日本の水分率計の販売業者が手抜きで作った表。
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リンバの文字ありません。

ところが、製造元の英文の表には。
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右、下から2番目にLimbaがグループ3で。
しかし私は正確に体積と重量から比重を出して、グループ4で計測したため正確無比です(あいかわらず自分で言ってます)
この表にLimbaがあるからには、木材として一般的に流通していたことになります。
どっかのイギリスあたりの貴族の館で、暖炉に使われていたりして(ブライアン.メイのマホガニー材のように)


こんなに長く書いても、ホントのところは何も分からずじまい。
分からないくらいのが、ギター材としてはミステリアスでいいですね。

最後にもう一つ気になる事。
シクンシ属が「使君子」属なら、フトモモ目は「太腿」目?
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by ditzyzesty | 2011-04-29 21:46 | ギター
2011年 04月 26日

苦手な作業と今後の40年について。

昨日行なったのが実は一番やりたくない作業。
ブリッジ部の弦通し用の穴とブッシュ用の穴を開けること。

弦通し用が3mm、ブッシュ用が3/8インチ(約9.5mm)ですが、3mmのドリルの刃が木目によって曲がってしまう。
1.あらかじめバックから9.5mmの穴を開けてから中心に3mmのドリルを入れても、トップに出てくる時に位置が揃わない。
2.トップから3mm、バックから9.5mmでボーリングするとセンターが必ずずれる。

もう一つ厄介なのは、ブッシュ用の9.5mの穴。
1弦から6弦のセンター間が普通55mm、これを均等に割り振って9.5mm直径で開けると、隣の穴との間隔が非常に厳しい。
55mmならまだ良くて、中には52mmなんてのもあります。

トップ。
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バック。
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表面が崩れてしまったので、鑿で掘り込んで何とか見栄えを良くしています。

ブッシュとドリル刃各種。
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左から9.5mmのブッシュ
次が2段のドリル でもこれは皿木ネジ用なので底がフラットにならない。
隣は普通の鉄工用ドリルビット。
次が鉄工用のドリル刃を特注加工で、ボーリングした底がフラットになるようにしたもの。
一番長い刃は椅子用、角度の付いたスピンドルの穴加工のためで、斜めからボーリングしてもささくれが出ずに奇麗に入っていく、これも特注。
最後はフォスナービットの3/8インチサイズ、これが結構センターが狂ってたりして思うようにいきません。

いったいギターメーカーは、どのようにやっているのか?
今までこの事について考えもしなかったけど、楽器屋に行って良く見てくることにします。
(お茶の水に行きたいけど諸事情により、宇都宮の島村楽器で我慢しとこ)

こんな事で悩んでいるのは自分だけ?と思っていたら、先日伺ったAT guitersの高野さんも悩まされているようなので安心しました(でもホントはここで安心してはいけない)

そんなこんなでけっこう最後で時間を取ってしまいましたが、レースウッドトップのシンラインモデルが出来上がりました。
トップ。
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マホガニーバック、少し硬め。
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ボディエンド、色目が割に似ていますね。
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ネックを仮につけました。
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このあと、お客様自ら拭漆です。
どんなになるんでしょうか?
楽しみです。


今まで35年ほど専業で木工をやってきましたが、自分は創作的な仕事は不向きだったのだ、という事に最近気づきました(60前にして気づくの遅過ぎと言われそうですが、大丈夫!!放射線で長生きしてあと40年木工です)
それに一応木工家などと言われていた時期もありましたが,結局一家を成す事も出来なかったわけだし. . .

新しい家具、人が作った事のない物と考えて作ってきましたが、全くそういう事には不向きだったのです。
最後まで自分で考えて完成品を仕上げるのは、どうも向いてないような気がします。

ところがベースが出来ている形をより良く直したり(ホントか?)、たとえば神田さんの下請けのほうが面白い。
こう言っては何ですが、Kさんが作るより早くて安くて美しい!!!(自分で言ってるし)
ちょうど家具の仕事はあまりないので、これから下請け仕事に特化します。
でもどうだろうか、下請けもこれからなくなりそうだし. . .
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by ditzyzesty | 2011-04-26 22:19 | ギター
2011年 04月 25日

Hyper Steinberger ZO-3、線量計に異変が. . .

宮崎県のT様からZO-3にSteinbergerのネック、ブリッジ、チューナーを取り付けて、カスタマイズして欲しいとの以来をされたのが4ヶ月ほど前。
シールが可愛いけど,ボディはそっくり作りかえます。
シール、奇麗に剥がせるかなぁ(新しいボディに貼って納品予定?!)
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ブリッジとテールピース兼用チューナー。
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ヘッドレスネック。
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仮に長さを合わせてみたところ。
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今回exciteブログのネームカード(Facebookみたいなもの)からこのブログにたどり着かれた、静岡県のT様から宮崎県のT様のようにSteinberger ZO-3を作って欲しいとのご依頼が(どうでもいいですが、私も頭文字T様です)
凄いですね、宣伝費0で商談成功!!

それでそのZO-3が何とHyper ZO-3(昨日はHyper VenturesとHyper繋がり)
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正面からではそれほどHyperに見えませんが、
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サイドに何やらSWや液晶、コントローラー等が. . .
これと内部のパーツを使ってHyper化!!
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バックです。
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このSteinbergerからネック、ブリッジ,テールピースを流用します。
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Steinbergerも初期からでは相当変化しているようです。
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こちらのHyper Steinberger ZO-3もボディは新たに作ります。
材は何にしましょうか? Tさん。

ところで大幅に余分なパーツが残りますが、それで Steinberger ボディにZO-3ネックでもう1台、とは行きませんよね(Tさん、冗談ですので)


このところ毎日1マイクロシーベルトだった線量計の数値が、何と昨日から今日で2マイクロシーベルトといつもの倍に。
やはり雨の降った翌日は数値が上がります。
大気中に舞っていた放射能を帯びた塵が、雨で落ちてくるんですね。

25日の新聞による昨日の放射線量。
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日光、宇都宮ともいつもと同じ。
どういう事なのか?

いずれにしても事故当時言われた「絶対雨に濡れないように」は、私の計量している数値からも明らかです。
ところが栃木県では知事自らが「外に出て観光して、この土地で採れたいろんなものを食べまくって、お金を使ってください」と喧伝しています。
確かに言いたい事も分からないでもないですが、未来ある子供たちを守るのは大人だと思うのですが. . .

私は放射線のせいで元気になっているので観光したいのですが、先立つものが. . .
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by ditzyzesty | 2011-04-25 22:42 | ギター