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2011年 09月 11日

Bill KeithのBanjoによる「Auld Lang Syne」

前回はBag Pipeによる「Auld Lang Syne」(蛍の光)。
この曲はYoutubeの動画を検索すると、たくさんアップされています。
覚えやすくしかもどこか懐かしく、親しみやすいメロディなのですね。

そのなかでいちばん好きな、Bill Keithの「Auld Lang Syne」を、
説明するより見た方が早い、「百聞は一見にしかず」そのもの。



メロディをチューナーだけで奏でています。
ずいぶん前に買ったCDでは(相変わらずCDが見つからない)ジム.ルーニーのギターが伴奏だったと思いますが、この動画(2010年とありますが)を見ると、ほとんど年取ってないなと。
若い時から老成してると年取らないのか?とも。
1分29秒で首をかしげるのは、本人にしてはイマイチなのでしょうか?
2分30秒からメロディに合わせて背伸びするのが面白い!!

ここで使用しているのが、画像のBill Keith D-Tuner。
e0220506_835298.jpg

普通のは(自前のBanjo)
e0220506_8571857.jpg


Bill Keith D-Tunerに関しては、藪井竹庵 さんがブログで詳しく解説してらっしゃいますので、以下一部省略等して引用させていただきました。

 

 Bill Keith D-Tunerは、当初バンジョーで使われたものの改良型です。右側のネジ山のような部分をバンジョーのヘッドに埋め込み、最右端の穴に弦を通して白いツマミを回す糸巻きです。
 
 何で、デー・チューナーと云うのか?
 バンジョーのチューニングは普通、四弦→一弦が、「DGBD」と云うオープン・G・チューニングと云うものです。左手で弦を押さえずに、ジャランと引いた場合、Gの和音が出ます。このオープン・G・チューニングを一瞬で、オープン・D・チューニング(「DF#AD」)にしてしまうのが、この優れものです。
 
 そのアイデアを一番最初に考えたのは、アール・スクラッグスと云うバンジョー弾きです。アールが考えたのは、バンジョーのヘッドに金具を取り付けて、その金具で弦を押したり緩めたりする事により、三弦を半音、二弦を一音変化させる方法でした。スクラッグスが考えたその器具は、「カム式」と云ってます。
 
 しかしその器具は、一曲の演奏をする前にチューニングを変えるものであり、曲の途中でスライド音のような効果を出す事は出来ませんでした。スクラッグスのアイデアを、より簡単に出来るような糸巻きを考えたのが、スクラッグスより15歳年下のビル・キースと云うバンジョー弾きでした。
 
 この糸巻きは、バンジョーの三弦を「F#⇔G」、二弦を「A⇔B」にするのに使います。どのようにするのかと云うと・・・三弦の場合、白いツマミを向こうに回し、三弦の音が「G」になったところで、金色のネジを締めます。手前には回るけど、それ以上、向こうには回りません。今度は、白いツマミを手前に回し、三弦の音が「F#」になったところで、黒いネジを締めます。それで、向こうには回るけど、それ以上、手前には回りません。
 
 つまり、このようにチューニングしておくと、曲の途中でも、糸巻きを回す事に依って一瞬にして「F#⇔G」への音の変更が可能になります。単に音を変えると云う事ではなくて、糸巻きを回す速度を加減する事で、スライド音の面白い音を出す事が出来るようになります。ベンチャーズのリードギターのノーキー・エドワーズは、この糸巻きをエレキギターで使った事があります。



ということですが、この場合4弦ともキース.チューナーにしています。
藪井竹庵様、ありがとうございました。


このチューナーとはまったく意味合いが違いますが、スタジオ.ミュージシャンとして有名なバジー・フェイトンも、B.F.T.Sというエレキギターにおける和音を合わせるためのシステムを考案しています。



バジー・フェイトンが説明するB.F.T.Sについて

◆システムの由来
 バジー・フェイトンです。これからバジー・フェイトン・チューニング・システムについて説明します。バジー・フェイトン・チューニング・システムは1992年、私がギターのチューニングやイントネーションに対して非常にフラストレーションを感じ、独自のチューニングを考えたのが始まりです。

 スタジオミュージシャンとしてツアーに参加していた時の事ですが、演奏前のサウンドチェックではいつもギターのイントネーションにとても手こずりました。その傍ら、ピアノはチューナーさえ使わず、88鍵音もあるというのにいつもチューニングがあっているのです。ギターは6弦だけですが、音を合わせられませんでした。
この時、私は“ルールに従ってチューニングを合わせたってだめだ、自分に良く聞こえればいいじゃないか!”と思ったのです。それまでは、チューナーでまず開放弦を0に合わせ、12フレット上でピッチが0に合うようイントネーションするという通常のやり方でギターをチューニングしていました。通常のチューニングをする度に、ある和音は合うのに他は全く合わないのです。

◆システムの仕組み
 1690年以前、ピアノは作曲家が書く楽曲のキーに合わせてチューニングされていました。ト長調ならG音に合わせるという具合です。ですからG 又はそれらに関連するキーのEマイナー、Aマイナー、Bマイナーしか演奏できなかったのです。この制限に作曲家や演奏者はとても悩まされました。
 しかし1690年のドイツで、新しい調律方法がヨハンベルクマイスターにより開発されました。彼はピッチを0に合わせてからややフラットかシャープさせたのです。これにより初めて作曲家や演奏者は他の音程を弾けるようになりました。実際バッハは”平均律クラビア”という曲集を作り、ベルクマイスター達の新しいチューニングを披露しました。
BFTSもこのベルクマイスターの調律法の原理を利用しています。つまりチューニングやイントネーションを0に合わせてからコードの不協和音を防ぐためピッチをわずかにずらしたのです。

 BFTSシステム搭載のギターで試してみましょう。5度、4度、3度、マイナーの3度。もう一度。5度、4度、3度、マイナーの3度。全音程が合っていますね?これらの音程は合って聞こえますが、通例に従って言うとチューニングは合っていないのです。これはベルクマイスターのピアノ調律と同じでピッチをわざとずらしているのです。ところで、このベルクマイスター調律法は西側諸国で広く受け入れられています。

 先ほどGとB弦の和音を弾きましたが、これはギター上一番厄介な所です。これについてはお客さまの不満をよく聴きますし、私もGとBの間で音を合わせるのに苦労しました。
詳しく説明しましょう。チューニングを改善する際、ベルクマイスターは次の事を発見したのです。もし完全音程(パーフェクトインターバル)の4度、5度、又はオクターブが若干フラット又はシャープしていても人の耳では聞き取れません。

 でももし3度、6度、又は10度がシャープした場合にはとても不快に聞こえるのです。むしろ、3度がフラットしたほうが奇麗に聞こえるのです。ベルクマイスターは完全音程の4度、5度、オクターブの音をわずかにずらす事で、3度、6度、10度の音を綺麗に聞こえるようにしたのです。

 BFTSの原理も同じです。BFTS搭載のギターのB弦は正確に0か、ややフラットでイントネーションされています。逆に、G弦の開放弦はフラットでチューニングされ、イントネーションはシャープさせます。バロックマイスターの調律も同じです。

 5度の音をフラットさせる事で違うコードを弾いた時、その音が3度になった時でも綺麗に聞こえるようにしたのです。これは先ほど説明したように3度の音の方が重要で、この音がフラットになる方が綺麗に聞こえるからです。

では、BFTSの定理に従い5度を狭めてみます。例えばB弦をそのままチューニングして、イントネーションは0かややフラットに合わせたとします。そしてG弦のチューニングをマイナス2に合わせ、プラス1でイントネーションします。これで音程が狭められます。G弦は弾く時に多少シャープさせますが、B弦のイントネーションは0か多少フラットに合わせます。この設定によりG弦はシャープし、B弦はフラットします。つまりこの2つの音程は狭まったのです。

3度の響きが良くなっているのがわかりますか? 5度も同じように奇麗に聞こえます。
これがBFTSです。私たちはこの見逃しがちな問題を探し当て解決したのです。



以上はバジー.フェイトンの言葉を訳したものがありましたので、省略して引用させていただきました。


お二人とも演奏家としてだけでなく、チューナーの機構そのものまで変えてしまう!!
すごいですね!!!



しばらく前のブログで(http://ditzyzesty.exblog.jp/15231752/)オリヴィア.ニュートン.ジョンのコンサートでのギターソロ マイケル.ランドゥが16小節、バジー.フェイトンは32小節なのは当時の二人の力関係?と書きました。
今日調べたら、バジーは1949年生まれ、マイケルは1958年生まれなので、たぶん年齢差ですね。
何年も引っかかっていた疑問が解決したのですっきりしました。

しつこいようですが、その時のブログの内容。



2分51秒:マイケル.ランドゥのソロ、16小節。オリジナルはスティーブ.ルカサーでした。
でも少しだけアレンジを変え、これもまた素晴らしいソロになっています。
3分21秒:バジィ.フェイトンのソロ、32小節です、マイケル.ランドゥの倍 時間を取っていますが、当時の二人の力関係だったのでしょうか。
ギターはアイバニーズ。


何度見てもベースのロバート.ポップウェルが素晴らしい!!!
前回、Bass奏者は廃業してナッシュビルで教会の牧師になったらしい、としました。
たぶんBassをブンブン鳴らし、踊りながら説教しているに違いないと。
その後のSlide ONE様の情報によると、「牧師になったのは噂通り、でもロバート.ポップウェルはモルモン教徒なので、教会でBassを弾きながら説教はしてないでしょう」とのことでした。

このことも自分にとっての謎だったので、良かった!
なんだか長い間引っかかっていたことが解決すると、まだ午前なのに、もう今日は終わりにしよう、と思ってしまう。
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by ditzyzesty | 2011-09-11 10:16 | 音楽


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